認知症ケアの取り組み
Dementia care

訪問看護での認知症ケアの取り組みについて


認知症をお持ちの利用者様は、理解力や判断力の低下により「自分の症状を他者に伝えることが難しい」と感じる場合があります。訪問看護では、認知症の特性を考慮しながら、利用者様の全身状態を丁寧に観察します。また、生活環境の変化や言動の微妙な変化にも注意を払い、状態の変化を捉えることで、異常を早期に発見するよう努めています。
こうした身体状態の的確な把握を通じて、在宅での安定した生活を支える支援を行っています。
リハビリ
運動
セルフケア
の支援
精神面
の支援
家族介護負担の軽減を図る支援



認知症の利用者さんは、活動の範囲が縮小してしまう傾向にあります。
在宅で自身の体力や動作を維持して生活するためには、他者からのサポートが必要になることもあります。
私たち訪問看護では、在宅生活の維持を目的としたリハビリテーションや運動も取り入れた支援を行っています。
リハビリや運動
認知症が進行すると、入浴が億劫になってしまったり、排泄時の汚染に気づきにくくなることがあります。
訪問看護では、そのように自分では難しくなったセルフケアに対しても、適切なサポートを行っています。具体的には、入浴や排泄の介助だけでなく、ご本人が可能な限り自分で行えるよう、リハビリテーションや習慣づくりのアドバイスも提供しています。また、ご家族や介護者への指導を通じて、日常生活をサポートする体制を整えることにも注力しています。
セルフケアの支援
精神面の安定に向け生活リズムを整え、十分な休息を得られるようご家族と共同して関わっています。
さらに、利用者様の不安や混乱を軽減するために、定期的な対話を通じて心のケアを行っています。訪問看護では、利用者様の気持ちに寄り添い、孤独感やストレスを和らげるサポートを提供しています。ご家族とも密に連携し、心の健康を維持するための環境作りにも取り組んでいます。
精神面の支援
認知症を抱える利用者様を支えるご家族は、身体的な負担だけでなく、精神的な負担も大きく感じることがあります。
ご家族は、これまでできていたことが徐々に難しくなる利用者様を見て、戸惑いや苦しさを感じることも少なくありません。
訪問看護では、ご家族が無理なく介護できるよう、負担を軽減するための方法をお伝えし、実践しやすいケアの工夫をご提案しています。
家族介護負担の軽減を図る支援





